このページでは、シングルボードコンピュータについて解説していきます。
シングルボードコンピュータとは
シングルボードコンピュータとは、コンピュータを構成する部品を1枚のボード上に集約した製品です。
シングルボードコンピュータを直訳すると、1枚コンピュータですね。
この Raspberry Pi のように、コンピュータを構成する部品が装備され(ものによっては)PC の代わりとしても使える製品もあります。
最近流行りの IoT(モノのインターネット)では、このボードをセンサー類・インターネット網と併せて使うことで、近くの状態把握や機器の操作が可能になります。
スマートフォンの普及により、移動体通信システム(3G や LTE, 5G など)用のチップが省エネ・小型化されました。
これにより、コスト的にもボードの面積的にも制約のあるシングルボードコンピュータにおいても LTE などを内蔵したものが製品化されています。
このように、シングルボードコンピュータはサーバ用途だけでなく、組込用途にも利用されています。
マイコンとは違うの?
組込用途に使われる身近な製品だと "マイコン" と呼ばれるものがあります。
マイコンは(マイクロコントローラの略で)電子機器をコントロールする製品になります。
家庭に置いてある製品だと、電卓・炊飯器・エアコンなどが代表的でしょうか。
電卓では正確な計算を、炊飯器では(指定したモードで)米を炊き、ものによっては他の食材の調理も可能になっています。
エアコンでも炊飯器同様に、設定温度やタイマーなどの調整を担っています。
機能が制限されている分、シングルボードコンピュータと比べると、とても小型です。大体に置いて 1枚のチップに集約されています。
シングルボードコンピュータの用途
このサイトでご紹介するシングルボードコンピュータの用途としては、ずばり PC です。
先の IoT に代表されるように監視・測定目的や機器操作のために用いられることもありますが、当サイトを訪れる方が知りたいのはサーバや PC としての使い方ではないでしょうか。
- クライアントPC
インターネットや画像処理など PC みたいに使いたい。 - サーバ
Web サーバや DB サーバなど(通常のサーバなどと同様に)サービス提供したい。
ご紹介するボード一覧
下記5製品を所有しています。これらについて記事を書いていく予定です。
中でも累計 1,000 万台を売り上げた Raspberry Pi(ラズベリーパイ)が代表格ですね。
- Banana Pi M1 Classic
- Orange Pi One
- NanoPi NEO
- Raspberry Pi 3 Model B
- Raspberry Pi 4 Model B